551歳の男児。嘔吐と下痢とを主訴に来院した。昨日の夕方から嘔吐が始まり、午
前 10 時の受診までに回嘔吐した。最後に嘔吐したのは午前時であった。今朝、
白っぽい下痢便が1回みられた。通っている保育園に同じ症状の子どもがいるとい
う。意識は清明。体重 10.2 kg(数日前と比較して 0.2 kg 減少)。体温 37.8 ℃。脈
拍 92/分、整。呼吸数 18/分。咽頭に発赤を認めない。口腔内の乾燥を認めない。
心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑
音は亢進している。皮膚の緊張度はやや低下している。項部硬直を認めない。
対応として適切なのはどれか。
(A) 絶飲食にする。
(B) 抗菌薬を投与する。
(C) 入院して輸液を行う。
(D) 経口補液を指導する。
(E) 免疫グロブリンを投与する。