請依下文回答第 18 題至第 20 題。 がぬけてはい ブランブランとヘチマが棚からぶら下がって秋風にゆれている光景は、多少○るが、愛すべきこの季節の風物詩である。このヘチマの語源をといて、これはもと「糸瓜」と書いて、イトウリと言っていたものが、いつの間にかイが省かれて、トウリとなった。ところがトは、イロハで言えば、ヘとチの間にある。そこでこれをヘチマと言うようになった、というのがある。なるほど、「い(出)でて」の「い」を省いて「でて」と言い、「いばら」の「い」をぬかして「ばら」と言うから、「いとうり」の「い」も落ちても不自然ではない。
似たようなのが「山の神」の語源で、山の神というのは、奥さんの卑祢というべきものであるが、うっかりこの名を奥さんの前で口をすべらしてしまった亭主が、その理由を究明されて苦しい答弁をした。 「奥さんのオクという字は、イロハで言えば、ウヰノオクヤマ、つまりヤマの上にある。だからヤマノカミさ」。 b いずれおとらずあてにならない語源説である。 ○ a 間がぬけてはいる」の意味に合っているものを一つ選びなさい。