申論題內容
(一)
風邪やインフルエンザ患者は1回の咳で約10万個、1回のくしゃみで約200万個のウイルスを放出すると言われています。そこで、患者がマスクをつけることでこれらを含んだしぶきによる周囲の汚染を減少させることができるのです。
風邪やインフルェンザに罹らないためにマスクをつけてもその効果は限定的とされています。なぜなら、顔とマスクとの間に隙間がありウイルスを含んだ飛沫の吸入を 100%防ぐことはできません。また、ウイルス自体の粒子径は0.1〜0.2umですが、咳やくしゃみではウイルスに水分やほこりが付着し粒子径は5m 以上とやや大きくなるためすぐに短い距離に落下し、空間をただようことはないからです。
ただし、風邪やインフルエンザ患者の近くで看病するなど咳やくしゃみのしぷきを直接あびる可能性がある場合には予防効果があると考えられます。
(350字)