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113年 - 第75回獣医師国家試験：学説試験問題 （B）#122875

科目：(日文)獸醫師 | 年份：113年 | 選擇題數：80 | 申論題數：0

試卷資訊

所屬科目：(日文)獸醫師

選擇題 (80)

1 　コクシジウム症の治療薬はどれか。 a ニトロスカネート b スルファモノメトキシン c トリメトプリム d フェバンテル e ピランテル (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e

2 　疾患とその治療薬の組合せとして適切なのはどれか。 (A)(B)(C)(D)(E)
3 　アレルギー性皮膚炎の治療薬として適切でない 〰〰〰〰〰のはどれか。 (A)クレマスチン (B)プレドニゾロン (C)インターフェロンγ (D)シクロスポリン (E)メチマゾール
4 　乗り物酔いに使用する H1 ヒスタミン受容体拮抗薬はどれか。 a ファモチジン b シメチジン c ジフェンヒドラミン d プロメタジン e エメチン (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
5 　猫の肥大型心筋症に関する記述として適切なのはどれか。
a タウリン欠乏が発生に関与している。
b 拘束型心筋症に次いで発生が多い。
c 心筋線維の肥大、錯綜配列がみられる。
d 左心房は著しく拡張する。
e 左心室心内膜の広範な線維性肥厚がみられる。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
6 　犬の皮膚肥満細胞腫に関する記述として正しいのはどれか。
a グレード分類の I では細胞質内顆粒の減少が著しい腫瘍細胞が多数みられる。
b 腫瘍組織内にしばしば膠原線維の変性がみられる。
c 罹患犬に血液凝固時間の延長をみることがある。
d 組織学的に高分化型、低分化型、組織球様に分類される。
e 表皮内にポトリエ(Pautrier)の微小膿瘍を形成する。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
7 　子牛の消化管感染症に関する記述として正しいのはどれか。
a 牛コロナウイルス病の重度感染期に腸絨毛の短縮と軽度の大腸炎がみられる。
b 牛のロタウイルス感染症では出血性の大腸炎がみられる。
c 牛アデノウイルス病では小腸に限局する絨毛先端部の壊死がみられる。
d 腸管毒素原性大腸菌による腸炎では潰瘍を伴う出血性腸炎がみられる。
e クリプトスポリジウム症では小腸上皮表面の微絨毛に限局して原虫が寄生する。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
8 　ワクチンにより制御される腫瘍性疾患はどれか。 (A)牛乳頭腫 (B)馬痘 (C)マレック病 (D)牛伝染性リンパ腫 (E)鶏白血病
9 　牛ウイルス性下痢に関する記述として誤っている 〰〰〰〰〰のはどれか。 (A)ウイルスには CPE を起こす CPE 株と起こさない non－CPE 株がある。 (B)non－CPE 株が垂直感染すると持続感染牛が生まれる場合がある。 (C)持続感染牛は他の個体への感染源になる。 (D)持続感染牛の体内で CPE 株が出現すると粘膜病を発症する。 (E)CPE 株が垂直感染すると先天性異常牛として生まれる。
10　ヘルペスウイルス科に属するウイルスに起因する家畜および家禽の感染症とし て誤っているのはどれか。 (A)馬鼻肺炎 (B)伝染性喉頭気管炎 (C)あひる肝炎 (D)マレック病 (E)悪性カタル熱
11　ニューカッスル病に関する記述として誤っている のはどれか。 (A)病原性診断はひな脳内病原性試験が行われる。 (B)生ワクチンと不活化ワクチンが使われる。 (C)病原ウイルスは赤血球凝集活性をもつ。 (D)感染鶏では緑色水様性の下痢や斜頸がみられる。 (E)我が国では 2020 年以降強毒株による感染が発生している。
12　出血性敗血症に関する記述として適切なのはどれか。 (A)馬は「家畜伝染病予防法」における家畜伝染病の対象家畜である。 (B)病原体はマッコンキー寒天培地に発育する。 (C)日本で発生が認められている。 (D)急性例の牛では下顎、頸部、前胸部の皮下に膠様浸潤を認める。 (E)予防には生ワクチンが有効である。
13　馬パラチフスに関する記述として誤っている のはどれか。 (A)主に経口的に感染する。 (B)下痢を主徴とする。 (C)病原体はべん毛を有する。 (D)病原体は宿主特異性を示す。 (E)保菌馬が感染源となる。
14　豚の抗酸菌症に関する記述として適切なのはどれか。 (A)主に経口的に感染する。 (B)呼吸器症状を主徴とする。 (C)病原体は Mycobacterium tuberculosis である。 (D)抗菌薬が治療に有効である。 (E)病原体が豚からヒトに高い頻度で直接伝播する。
15　マクロファージに寄生して宿主免疫応答を回避する原虫はどれか。
a Toxoplasma gondii
b Trypanosoma cruzi
c Cryptosporidium parvum
d Eimeria tenella
e Theileria parva (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
16　急性豚鞭虫症に関する記述として最も適切なのはどれか。
a かつて野外飼育された肥育豚で多発した。
b 発症豚を剖検すると小腸に出血や壊死等の病変が認められる。
c 治療薬としてレバミゾールが用いられる。
d 成熟卵を経口摂取することで感染する。
e 発症豚の糞便から鞭虫卵は検出されにくい。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
17　犬回虫(Toxocara canis)に関する記述として正しいのはどれか。
a 成虫寄生の診断には糞便から集卵法(沈殿法)で虫卵を検出する。
b 雌成虫だけが宿主の小腸で単為生殖を行い産卵する。
c げっ歯類などの小型哺乳類が待機宿主になる。
d ヒトに眼幼虫移行症を引き起こすことがある。
e 幼犬では幼虫は主に全身型移行を行う。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
18　「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」において、米における含有量が基 準値として定められている特定有害物質はどれか。 (A)銅およびその化合物 (B)砒素およびその化合物 (C)アルキル水銀化合物 (D)カドミウムおよびその化合物 (E)シアン化合物
19　塩素消毒副生成物はどれか。 (A)トリハロメタン (B)四塩化炭素 (C)テトラクロロエチレン (D)ジェオスミン (E)モノクロラミン
20　殺鼠剤はどれか。 (A)クロチアニジン (B)カルバリル (C)クマテトラリル (D)アルドリン (E)ジクロルボス
21　4℃以下で発育可能な食中毒の原因菌はどれか。
a Listeria monocytogenes
b Campylobacter jejuni
c Vibrio parahaemolyticus
d Clostridium perfringens
e Yersinia enterocolitica (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
22　コクシジオイデス症またはその病原体に関する記述として適切なのはどれか。 (A)我が国では輸入感染症を含めて発生が確認されていない。 (B)病理組織像において酵母様細胞が観察される。 (C)湿潤な土壌に生息する。 (D)ヒトからヒトへの感染が多い。 (E)米国の南西部および中南米の一部で発生がみられる。
複選題
23　ボツリヌス食中毒またはその原因菌に関する記述として適切なのはどれか。 (A)通性嫌気性である。 (B)原因食品として生または加熱不十分な鶏肉が多い。 (C)産生される毒素は通常の加熱調理で失活しない。 (D)主な症状は麻痺である。 (E)腸管内で増殖した細菌が産生する毒素によって引き起こされる。
24　我が国の食品における残留農薬等の規制に関する記述として正しいのはどれか。 (A)農薬の他に動物用医薬品および飼料添加物が対象である。 (B)現在ではネガティブリストに基づいて規制されている。 (C)残留基準が未設定のものについては残留の規制はない。 (D)輸入食品は対象外である。 (E)「農薬取締法」によって定められている。
25　油脂の変敗に関する記述として誤っている のはどれか。 (A)光照射によって促進される。 (B)多価の不飽和脂肪酸で起こりやすい。 (C)即席めんで油脂に関する基準値が設けられている。 (D)酸化防止剤によって抑制される。 (E)カネミ油症事件を引き起こした。
26　ペストに関する記述として適切なのはどれか。 (A)我が国では毎年患者の発生の届出がある。 (B)げっ歯類が主な保菌動物である。 (C)我が国では原因菌に高感受性のヤワゲネズミの輸入が禁止されている。 (D)主にダニが媒介する。 (E)抗菌薬を用いた治療は効果がない。
27　げっ歯類が病原体の保有宿主でない感染症はどれか。 (A)重症急性呼吸器症候群(SARS) (B)ライム病 (C)発疹熱 (D)レプトスピラ症 (E)腎症候性出血熱
28　ヒトが未殺菌乳・乳製品を摂取することで生じる人獣共通感染症として適当でないのはどれか。 (A)Q熱 (B)結核 (C)類鼻疽 (D)ダニ媒介性脳炎 (E)ブルセラ病
29　現在、我が国のほぼ全ての測定地点で環境基準が達成されていない大気汚染物 質はどれか。 (A)SO2 (B)CO (C)SPM (D)PM2.5 (E)光化学オキシダント
30　青潮に関する記述として適切なのはどれか。 (A)主に外洋の海域で観察される現象である。 (B)底層における貧酸素水塊の形成に続いて発生する。 (C)発生には鉄の酸化が関与する。 (D)富栄養化とは無関係に発生する。 (E)我が国ではこれまで発生が確認されていない。
31　「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」に基づいて定められて いる牛乳の成分規格項目でない 〰〰〰のはどれか。 (A)比重(15℃において) (B)乳脂肪分 (C)無脂乳固形分 (D)酸度 (E)乳糖
32　データの代表値で外れ値の影響を受けにくいのはどれか。 (A)カイ二乗(χ2)値 (B)分散 (C)標準偏差 (D)平均値 (E)中央値(メジアン)
33　コホート研究による相対リスクが高いことが関係する項目はどれか。 (A)関連の時間性 (B)関連の強固性 (C)関連の一致性 (D)関連の整合性 (E)関連の特異性
34　摂食性が異なる異種の家畜を同一牧野に放牧し、家畜の組合せにより、雑草や 不食過繁地を少なくすることができる放牧形態はどれか。 (A)混合放牧 (B)連続放牧 (C)輪換放牧 (D)帯状放牧 (E)先行・後追い放牧
35　乳用牛のフェーズ・フィーディングのうち、乾物摂取量が最大となるのはどれ か。 (A)フェーズ 1(泌乳前期) (B)フェーズ 2(泌乳中期) (C)フェーズ 3(泌乳後期) (D)フェーズ 4(乾乳前期) (E)フェーズ 5(乾乳後期)
36　監視伝染病のうち我が国で発生が確認されていない のはどれか。 a リフトバレー熱 b ブルータング c 伝染性膿疱性皮膚炎 d マエディ・ビスナ e ヘンドラウイルス感染症 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e 13
37　「家畜伝染病予防法」に基づいて犬の輸入検疫時に検査対象となる感染症はど れか。 (A)エキノコックス症 (B)結核 (C)レプトスピラ症 (D)Q熱 (E)ブルセラ症
38　家畜疾病の損失調査法に関する記述として正しいのはどれか。
a 疾病が発生した際の損失を経済的な価値に換算して提示する。
b 異なる飼養環境における疾病による経済被害を比較する。
c 異なる対策における疾病発生確率と損益から被害の期待値を計算して比較する。
d 大規模な疾病対策の長期的効果の検証に用いられる。
e 疾病対策の効果を提示することはできない。(A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
39　犬の疥癬に関する記述として適当でないのはどれか。 (A)強い掻痒を伴う。 (B)イヌセンコウヒゼンダニが原因となる。 (C)被毛の鏡検により確定診断する。 (C)犬からヒトへ感染する。 (E)イベルメクチンが有効である。
40　犬においてぶどう膜炎の原因となる疾患として適当なのはどれか。
a 糖尿病
b アトピー性皮膚炎
c 副腎皮質機能低下症
d 重症筋無力症
e レプトスピラ症 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
41　犬と猫の気管支炎に関する記述として最も適当なのはどれか。 (A)犬の慢性気管支炎は気管支肺胞洗浄(BAL)で好中球が優位に認められる。 (B)犬の慢性気管支炎は胸部 X 線検査でのエアブロンコグラムが特徴的である。 (C)猫喘息では末梢血液での好酸球増加が約 80% に認められる。 (D)猫喘息の治療にはβ受容体遮断薬が用いられる。 (E)犬伝染性気管気管支炎の治療に抗菌薬は無効である。
42　副腎疾患に関する記述として適切なのはどれか。 (A)犬の副腎皮質機能亢進症の約 80％が副腎腫瘍である。 (B)猫の副腎皮質機能亢進症の約 80％が副腎腫瘍である。 (C)犬の副腎皮質機能低下症では副腎皮質刺激ホルモンが低下する。 (D)犬の褐色細胞腫ではカテコラミン産生が亢進する。 (E)猫の原発性アルドステロン症は低血圧を引き起こす。
43　犬の慢性鉄欠乏性貧血でみられるのはどれか。 (A)大球性低色素性貧血 (B)正球性正色素性貧血 (C)小球性低色素性貧血 (D)大球性正色素性貧血 (E)正球性低色素性貧血
44　膵外分泌不全に関する記述として適当でないのはどれか。 (A)食欲亢進がみられる。 (B)便量の増加がみられる。 (C)体重減少がみられる。 (D)診断には血中のトリプシン様免疫活性(TLI)測定が有効である。 (E)免疫抑制量のグルココルチコイドで治療する。
45　犬の排尿障害に関する記述として適切なのはどれか。
a 上位運動ニューロン性膀胱は大きくて弛緩している。
b 下位運動ニューロン性膀胱は大きくて緊張している。
c 尿道括約筋機能不全は避妊雌での発生が多い。
d 膀胱アトニーは膀胱の過剰な拡張に続発する。
e 排尿筋・尿道協調不全(不協調)では膀胱は小さい。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
46　犬の重症筋無力症に関する記述として適切でない 〰〰〰〰〰のはどれか。 (A)巨大食道症の原因となる。 (B)診断には筋生検が必要である。 (C)塩化エドロホニウムの投与試験(テンシロン検査)が診断に用いられる。 (D)コリンエステラーゼ阻害剤で治療する。 (E)グルココルチコイドで治療する。
47 犬の気管虚脱に関する記述として正しいのはどれか。 (A)大型犬種に好発する。 (B)頸部気管は呼気時に虚脱する。 (C)低換気により低酸素血症が生じる。 (D)鎮静薬は禁忌である。 (E)気管支拡張症を続発することが多い。
48　猫の肝リピドーシスに関する記述として適切なのはどれか。
a 過食後に発症する。
b 肥満猫に発症しやすい。
c 血液化学検査では ALP の上昇が顕著である。
d 肝臓の萎縮が認められる。
e 治療として経腸栄養よりも経静脈栄養を優先する。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
49　猫の血液型に関する記述として適切なのはどれか。 (A)表現型として A 型、B 型、AB 型、O 型がある。 (B)日本の雑種猫では A 型よりも B 型が多い。 (C)A 型の猫は B 抗原に対する自然抗体をもたない。 (D)B 型の猫は A 抗原に対する自然抗体をもつ。 (E)血液型によらず初回輸血時に血液交差適合性試験は不要である。
50　全身性高血圧の標的臓器障害により生じるものとして適当なのはどれか。
a 肝硬変
b 高血糖
c 網膜剥離
d タンパク尿
e 肺線維症 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
51　犬の特発性慢性肝炎に関する記述として適切でないのはどれか。 (A)複数の好発犬種が存在する。 (B)漏出性の腹水を生じる。 (C)門脈血栓症の原因となる。 (D)診断には肝生検が必要である (E)免疫抑制剤は禁忌である。
52　犬の特発性腸リンパ管拡張症の療法食として最も適切なのはどれか。 (A)低脂肪食 (B)低タンパク食 (C)低炭水化物食 (D)アレルゲン除去食 (E)タンパク加水分解食
53　牛の後大静脈血栓塞栓症の発生に最も関連が高い疾患はどれか。 a 第一胃食滞 b 第一胃アシドーシス c 第一胃錯角化症 d 第三胃食滞 e 第四胃捻転 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
54　ケトーシスの乳牛において血液中で増加するのはどれか。
a カルシウム
b BUN
c βヒドロキシ酪酸
d 遊離脂肪酸
e グルコース (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
55　豚の胃潰瘍の発生に最も関連するのはどれか。 (A)飼料粒度 (B)暑熱環境 (C)毒素原性大腸菌 (D)ロタウイルス (E)豚回虫
56　牛の放線菌症に関する記述として適切なのはどれか。
a 原因菌は Actinomyces bovis である。
b 舌に慢性化膿性肉芽腫性炎を引き起こす。
c 確定診断には赤血球凝集抑制試験を行う。
d 治療法はなく多くは予後不良である。
e 予防として硬い茎の給餌を避ける。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
57　単純 X 線検査において伸展位・屈曲位の比較が診断に有用なのはどれか。 (A)椎体腫瘍 (B)馬尾症候群 (C)胸腰部椎間板ヘルニア (D)髄膜腫 (E)線維軟骨塞栓症
58　造影検査に関する記述として最も適当なのはどれか。 (A)高張性ヨード系造影剤の誤嚥により肺障害が生じる。 (B)血管造影 CT 検査にはイオン性ヨード造影剤を用いる。 (C)X 線脊髄造影検査にはイオン性ヨード造影剤を用いる。 (D)消化管穿孔を疑う際の造影には硫酸バリウムを用いる。 (E)脳腫瘍の MRI 検査には非イオン性ヨード造影剤を用いる。
59　犬の股関節手術で頭外側アプローチの際に操作が必要となる筋肉はどれか。
a 大腿筋膜張筋
b 深殿筋
c 薄筋
d 恥骨筋
e 内閉鎖筋 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
60　全身麻酔中の終末呼気二酸化炭素濃度の低下の原因として適当なのはどれか。 (A)脳圧の亢進 (B)呼気の再吸入 (C)呼吸数の低下 (D)体温の上昇 (E)心拍出量の低下
61　犬の卵巣子宮摘出術の合併症として適当でない のはどれか。 (A)尿失禁 (B)出血 (C)腹壁瘻管形成 (D)膀胱炎 (E)水腎症
62　犬の進行性脊髄軟化症に関する記述として適当なのはどれか。
a 脊髄の融解壊死が原因である。
b 後肢の深部痛覚の消失が認められる。
c 診断は単純 X 線検査で行われる。
d 片側椎弓切除術により神経徴候が改善する。
e 胸腰部から生じた場合には生命予後に影響しない。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
63　犬のホルネル症候群の臨床徴候として適当でない 〰〰〰〰〰のはどれか。 (A)眼瞼下垂 (B)第三眼瞼突出 (C)眼球陥凹 (D)縮瞳 (E)側頭筋萎縮
64　肝性脳症を伴う犬の先天性門脈体循環シャントの治療として最も適当なのはど れか。
a 高タンパク食の給餌
b ジアゼパムの経口投与
c エンロフロキサシンの皮下投与
d ラクツロースの経口投与
e 短絡血管結紮術 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
65　猫の鼻咽頭ポリープに関する記述として最も適当なのはどれか。 (A)鼓室胞にも病変が生じやすい。 (B)10 歳齢以上で発生率が増加する。 (C)診断には X 線腹背像で咽頭部の軟部組織陰影を確認する。 (D)切除のために軟口蓋の切開が必要である。 (E)良性病変であり、再発の報告はない。
66　犬の短頭種気道症候群の治療法として適当なのはどれか。
a 扁桃切除術
b 気管内ステント設置
c 軟口蓋切除術
d 外鼻孔拡大術
e 声帯切除術 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
67　犬の特発性乳び胸に対する外科治療として適当なのはどれか。
a 動脈管結紮術
b 胸腺切除術
c 肺葉切除術
d 心膜切除術
e 胸管結紮術 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(C)c, d　　　(E)d, e
68　犬と猫の皮膚手術における記述として最も適当なのはどれか。 (A)良好な創傷治癒を得るために張力線に平行に切開する。 (B)漿液腫の形成は治癒に影響しない。 (C)Walking suture(ウォーキング縫合)はドッグイヤーの予防のために行う。 (D)腋窩部のひだを用いた回転皮弁は鼡径部の欠損部を被覆できる。 (E)遊離皮膚移植(植皮)は猫では実施できない。
69　牛の蹄底潰瘍に関する記述として適切なのはどれか。
a 潜在性蹄葉炎や硬い牛床は本症の誘因となる。
b 後肢外蹄の蹄底－蹄球接合部の反軸側寄りに好発する。
c らせん菌の感染によって発症する。
d 蹄ブロックは罹患側蹄に装着する。
e 飼養管理として第一胃アシドーシスを予防する。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
70　馬で屈腱炎が多発する部位はどれか。 (A)浅指屈筋腱 (B)橈側手根屈筋腱 (C)上腕三頭筋腱 (D)外側尺骨筋腱 (E)尺側手根屈筋腱
71　真性半陰陽に関する記述として適当なのはどれか。
a 外部生殖器の性別と反対の生殖巣を持つ。
b 無角の山羊にしばしばみられる。
c 性染色体のキメラやモザイクを示すことがある。
d 卵巣と精巣の両方または卵精巣を持つ。
e 仮性半陰陽より発生率が高い。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
72　牛の分娩誘起に用いられるのはどれか。
a 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)
b 副腎皮質ホルモン
c PGF2α
d 卵胞刺激ホルモン(FSH)
e eCG(PMSG) (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
73　馬の顆粒膜細胞腫に関する記述として最も適当なのはどれか。
a 20 歳齢以上の老齢馬に好発する。
b 直径 10 cm 以上に腫大して黄体を形成する。
c 無発情や持続性発情、行動の雄性化がみられる。
d 外科的摘出により受胎可能となる。
e エストロジェン測定で診断できる。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
74　雄の生殖不能に関する記述として適切なのはどれか。 (A)無精液症では交尾欲を示さない。 (B)無精子症では勃起能や射精能の減退がみられる。 (C)精子無力症では活発な前進運動を示す精子が 50％以下となる。 (D)精子減少症が後天的に発生した場合には予後不良となる。 (E)夏季不妊症では造精機能が不可逆的に減退する。
75　実験動物の特徴に関する記述として適当なのはどれか。
a ラットはビタミン C を体内合成できない。
b モルモットの胸腺は頸部皮下にある。
c スンクスの乳汁には乳糖が含まれない。
d スナネズミは偽好酸球を持つ。
e 無菌マウスは内容物を含めた盲腸が通常マウスより小さい。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
76　母マウスが哺育中に示す行動はどれか。
a アイソレーションコーリング
b リー － ブートエフェクト
c ロードシス
d リトリービング
e リッキング (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e
77　魚類の乳酸球菌症に関する記述として正しいのはどれか。 (A)治療には塩水浴が用いられている。 (B)国内ではサケ科魚で多く発生する。 (C)貧血が主な症状である。 (D)原因菌はβ溶血性である。 (E)水産用ワクチンが市販されている。
78　マイアミエンシス症(スクーチカ症)に関する記述として正しいのはどれか。 (A)多種の淡水魚で発症する。 (B)病原体は鞭毛虫である。 (C)病原体は脳にも寄生する。 (D)体表や鰭に多数の小白点を生じる。 (E)水産用ワクチンが市販されている。
79　真骨魚類の生体防御に関する記述として適当なのはどれか。
a 胸腺をもつ。
b リンパ節をもつ。
c IgA を産生する。
d 補体の古典経路は存在しない。
e 免疫応答は環境温度の影響を受ける。 (A)a, b　　　(B)a, e　　　(C)b, c　　　(D)c, d　　　(E)d, e

80　魚類の細菌性疾患と特徴的な病変の組合せとして適当なのはどれか。 (A)(B)(C)(D)(E)

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